お忙しい中、低学年でも快く受け入れてくださり、また治療や検査の際には分からないところを1から丁寧に教えていただき、本当にありがとうございました。初めはほとんど知識がないので緊張していましたが、皆さんが丁寧に教えてくださり、学びの多い実習になりました。
大学入学前、産業動物は遠い存在と思っていましたが、牧場実習を通し産業動物に興味を持ち始めました。以前はウシをみたので次はブタがみたいと思っていたところピグレッツを見つけました。
まず初めに驚いたのは、ピグレッツは研究室並みに検査器具が充実しているところです。研究室や授業で見る検査の多くが行われており、大学での経験がそのまま社会に反映される様をまざまざと感じました。一般的な養豚の開業医はコンサルメインなので、ここまで臨床を行っている開業医は珍しいそうです。ここまでするのは旭市の土地柄にあるといいます。旭市は全国でも有数のブタの出荷地であり、養豚場が密集しているため感染症が流行しやすいそうです。旭市の養豚場を支えるには感染症に迅速に対応する必要があり、様々な検査を行っているそうです。今までは、解剖学的生理学的な種差でしか動物の疾病の違いをとらえていなかったので、飼養形態の違いという視点は臨床ならではの新鮮な視点でした。この視点で他の動物種も考えると、『ヒトが飼養管理する動物はヒトが病気にしている』という渡辺先生の言葉がより重く感じられました。
授業でやったけどよく分からないなという病名を実際の現場でみると、その疾患は現実問題としてあるのだと実感できました。普段の授業で出てくる知識はやはり大事だなと思い、これからの勉強を頑張ろうと思いました。将来について考える大変貴重な経験となりました。三日間本当にありがとうございました。知識をつけてまた実習に伺いたいです。
日本獣医生命科学大学 2年
私は将来的に伴侶動物と産業動物どちらの分野に進むか決めていませんでした。今回の実習には今まであまり関わってこなかった産業の分野、そして養豚の分野についてまずは知ろうといった目的で参加しました。今回の四日間の実習は非日常的な出来事もありましたが、豚に対しての採血の仕方やワクチンの打ち方、防疫の方法などが伴侶動物や牛とは全然違い、そちらにもとても驚いたし、違いを知れて面白かったです。実際に豚舎に行けたのは1日半だけでしたがそれだけでもたくさんの発見があり貴重な体験ができたと思います。また、産業の分野についた詳しいことを今まで知る機会があまりなかったため、雑談を交えてそれらについて教えていただき、産業動物についての興味が深まり将来的に産業分野に進みたいと思いました。
大学の授業では豚について学ぶ機会が少ないため、大学だけでは知り得ない養豚について実際に見ることができ、貴重な体 験をさせていただき、ピッグレッツの方たちに心から感謝申し上げます。
この経験を活かし、自分の将来に繋げていけたらと思います。
酪農学園大学 4年
私は以前から産業動物の臨床に興味があり、特に豚は学校でも触れる機会が無かったため、養豚の現場を見たいと思い、3日間実習させていただきました。
実習前の私は、養豚は工場的に群で管理し、個体の治療はほとんど行わないというイメージを持っていました。しかしながら、ピグレッツでは個体診療を重視されており、手術も行うことがあるということを聞き、養豚に対する印象が変わりました。実際の業務も、病勢鑑定や妊娠診断、ワクチン接種、細菌検査、PCRなど想像よりも多岐にわたる内容でした。また、実際に農家さんにお会いすると、一頭一頭をよくみられており、先生方と農家さんのコミュニケーションの様子から非常に愛が伝わってきました。
さらに、現場で臨床を行うためには、学校の座学で習う内容をしっかり頭に入れておく必要があると実感しました。渡辺先生にしていただいた、個体が診れなければ群は診れないという内容のお話が特に印象に残っています。
今回の実習で学んだことを、今後の学習および進路に生かしたいと思います。3日間、本当にお世話になりました。お忙しい中、貴重な実習の機会をありがとうございました。
帯広畜産大学 4年
今回、最も印象に残っていることは衛生管理の徹底である。農場ごとで衣類、靴の交換とその消毒、豚舎に入る際はその豚舎専用の長靴に履き替え、消毒・洗浄、会社に帰るとシャワーを浴び、他にも車へのシートカバー着用、スマホは養豚場に入る前後でアルコール消毒をするなど、病原菌を持ち込まない、持ち出さないという衛生管理が徹底されていた。これらの養豚獣医師の豚の健康を守り、食の安全を守るという衛生管理の意識の高さ、責任感の強さに衝撃を受けた。目に見えない部分であるからこそ、養豚場間、養豚場内での流行を防ぐためにはこれらの行為を徹底しなければならないのだと思った。
帯広畜産大学 3年
養豚の獣医師についてほとんど知識のない私に対して一から丁寧に説明してくださり、大変充実した実習でした。大学では主に牛を扱っていますが、豚は同じ産業動物とはいえ飼養形態に異なる点が多く、発見の多い3日間でした。
実際に往診の様子を拝見して、私が最も実感したのはコミュニケーションの重要性です。社長さんや農場主さんのみならず、現場の従業員さん一人ひとりのお話を丁寧に伺いながら診療を進めていく様子に感銘を受けました。牛に比べ個体管理よりも郡管理の特色が強い豚は、日々動物と関わる機会の多い従業員さんからのお話が特に貴重な情報源になり得るのだということを感じました。農場の方々もまた獣医師さんを信頼している姿をみて、養豚診療は一朝一夕の関係では築けない信頼関係の上で成り立っているのだということを実感しました。
さらに実際に診療所で過ごした中で感銘を受けたのは、私が想像していた以上に多岐に渡るその業務内容です。農場への往診はもちろんのこと、CSFのワクチン接種、細菌検査、剖検等々、様々な業務があることに驚きました。獣医学部で学んだことを最大限生かせる業種であり、3日間ではとても味わい尽くせない奥深さを垣間見ました。今回の実習を踏まえて将来の一選択肢として養豚の獣医師を前向きに検討にしたいと思いました。
最後に、渡辺先生を初めとする獣医師の先生方、及びスタッフの皆様には大変お世話になりました。ピグレッツの皆様の暖かい雰囲気に触れ、大変居心地の良い実習の時間を過ごすことができました。重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。
帯広畜産大学 4年
今回、五日間にわたり、ピグレッツで実習させて頂きました。特に印象的だったのが、農家(クライアント)さんとの距離の近さです。農家さんと話し合う中で、農場ごとに状況に応じて、ワクチンの接種時期はいつにするのか、また、薬(抗菌薬など)の投与はいつにするのかを決めているところが印象的でした。また、先生方が農家さんに使用する薬や新しく提案する薬に対して説明する際、相手にしっかりと理解してもらえるように言葉を選んで話しているところを見て、説明力の大切さというものを学び、さらには、それが農家への信頼にも繋がっていることを学びました。
加えて、運がよく、自分は地域の養豚関連の勉強会にも参加させて頂く機会がありました。 そこでは、今現在、とても問題となっている豚熱に関する状況が発表され、ワクチンに関しても色々な研究結果発表がされており、とても勉強になりました。また、養豚農家の生の声も聞けることができ、身をもって、豚熱に養豚場がいかにシビアであるかを感じることができました。
今回、実習に際し、色々と準備していただき、さらには、実習期間中、往診に随行させて 頂いた先生方、事務の方々、本当にありがとうございました。
酪農学園大学 4年
養豚の現場に入ること自体が初めてでしたので、毎日が刺激的で非常に貴重な経験をすることができました。知識・経験不足で度々ご迷惑をおかけいたしましたが、いつも丁寧にご指導いただき、心より感謝申し上げます。
卒業後の進路が定まっていない状態ではございますが、この実習を通して得られた学びを、確実に今後に活かします。改めまして、この度は大変お世話になり、ありがとうございました。
日本獣医生命科学大学
初めて豚の診療を拝見し、治療や診断の重要性や農家さんとの信頼関係を築く大切さなどを学び、とても貴重な経験をすることができたと感じました。
大学卒業後は自分が働いていく上で農家さんとのコミュニケーションや獣医師としての技術向上を目指し、努力していきたいという思いが今回の実習でより一層強くなりました。
この度はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
日本大学 6年
この度は6日間の実習でご指導いただき、誠にありがとうございました。
養豚や豚の病気について勉強不足の私にも、渡辺先生や謝村先生が親切にわかりやすく説明して下さったので、たくさんの知識が身に付きました。また、豚舎の観察するポイントや防疫の考え方、農家さんとのコミュニケーションのとり方、検体の取り扱い方など、学ぶことがとても多かったです。
さらに、生活面ではピグレッツの皆様が本当に色々と気にかけてくださり、心温まる時間を過ごすことができました。そのため、毎日楽しく学ぶことができ、6日間の実習があっという間に感じました。
渡辺先生や獣医師のみなさんが忙しくされている様子を見て、養豚業界で獣医師が不足していることを身をもって感じました。
これからは、豚だけでなく牛の診療所やNOSAIなどにも実習に行き、将来の方向性を定めていきたいと思います。
日本獣医生命科学大学 5年
今回の実習を通して、豚は感染症に弱いため、予防がメインであり、群での管理が重要であるということを改めて実感し、そのためには診療のみではなく農家さんとコミュニケーションを取る事がいかに重要であるかを再確認しました。
特に、ワクチン接種のスケジュールについて農家さんと話し合う姿が印象的でした。母豚からの移行抗体はいつまで持つのか、どの月齢に何の疾病が発生しやすいのか、それらの知識だけではなく、生産性の向上に繋がり、尚且つ農家さんの意向に沿う方法を模索することは難しくもあり、とても重要なことであると知りました。
移動時間や診療の前後には、診療の事だけではなく、養豚業界のこと、研究のことなども教えていただき、大変勉強になりました。
今回の実習で学んだことを自分の人生に活かしていきたいと思います。
実習期間を通して往診に随行させていただき、たくさんご指導くださいました先生方、温かく接して下さったスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。
お忙しい中、またこのようなご時世の中、実習を受け入れてくださりありがとうございました。
麻布大学 5年
今回私は2月22-28日の7日間ピグレッツでの実習に参加させて頂きました。
まだ3年生で知識は浅いながらも学ばせていただくことはとても多く、今後の進路を考える上で大変役立つ実習となりました。豚がどのような環境で飼育されているかから養豚場はどんな場所なのか、豚に多い病気とそれを対策するためにどういったことがなされているか、など自分がはじめて見せていただくものが多かったです。大学では豚を扱う機会が無く、また養豚の現場で実習生を受け入れてくださる施設がなかなかない中でこういった形で受け入れてくださった渡辺先生をはじめとするピグレッツの皆様に本当に感謝しております。7日間本当ににお世話になりました。
日本獣医生命科学大学 3年
私は将来、養豚に携わる獣医師になりたいと思っており、日本でも有数の養豚が盛んな地域である千葉県で、豚の診療・コンサルタントを行っている株式会社ピグレッツの実習に参加させて頂きました。
実習では、農家さんへの往診に同伴させて貰い、採血やロープを用いた採材、妊娠鑑定、直腸検査などの、大学の授業ではやってこなかったことも実習でやらせて頂いたりと、とても貴重な体験をせてもらいました。手技での豚へのストレス軽減方法や、実施することで得られるデータ、そのデータ用いて分かることなどをとても分かりやすく教えて頂き、とても勉強になりました。
採材中の豚の様子や、豚舎を見て回ったときの様子などで気付いたことを農家さんと必ずお話なされていたり、農家さんからの質問に対して順序を立てて分かりやすく説明しているのがとても印象的で、豚の様子をより知るためのコミュニケーションの重要性、また、説明の分かりやすさに繋がる知識・経験が必要であると強く実感しました。今回の実習を通して学んだことを残りの大学生活や、就職後に活かし、農家さんから信頼される獣医師になりたいと思います。
ご多忙の中、貴重な実習の機会をくださった渡辺先生、ピグレッツのスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
北里大学獣医学部獣医学科5年
今回四日間の研修を通じて、感染症制御、治療、検査など養豚獣医療の様々な側面を体験させて頂く事ができた。
その中でとりわけ印象に残った事として、農家の方とのコミュニケーションの重要性が挙げられる。例えば、豚のような大型の動物を対象として処置を行う場合、上述した頸静脈からの採血など獣医師一人では行えないものも多く、円滑な処置を行うためには農家の方の協力が不可欠である。また、豚の状態などの情報については農家の方からの稟告も重要であるため、普段から農家の方と十分なコミュニケーションを取って信頼 関係を醸成しておく事が非常に重要であると感じた。農家の方と一言で言っても年齢、性別、仕事に対する考え方などは様々であるため、接し方や話題の内容、共に仕事を進める際の姿勢等、画一的な対応をするだけでは不十分であると考えさせられた。今後残りの大学生活を送るにあたり、獣医療に関する知識や技術の習得に努める事は勿論、様々な人に出会い、話をする事で自分のコミュニケーション能力を磨く事にも注力したいと考えている。
末筆ながら、このようなご時世に研修の受入を承諾して頂き、大学では中々学ぶ事の出来ない養豚獣医療に関する様々な事柄をご教授頂いた渡辺獣医師をはじめ、暖かく迎えて頂いた社員の皆様に深く感謝いたします。
日本大学5年
今回、養豚の臨床的な現場を拝見したく、ピグレッツの実習に申し込みました。
往診では、採血や妊娠鑑定、直腸検査、ワクチン接種、病理解剖、子豚の手術に至るまで様々なことをされていて、とても驚きました。養豚のコンサルタント獣医師は個体診療を行うことはないと聞いていたため、子豚の手術を行っていたことには特に衝撃を受けました。個体診療できる個体には、積極的に手術などの処置を行っており、群管理を行うだけがコンサルタントの仕事ではないと実感しました。また病理解剖では、農家さんと一緒に解剖し、症状と解剖から原因をその場で話し合い、採取したものを細菌検査し、再度話し合う姿が印象的でした。農家さんとのコミュニケーションを大切にしているからこそ、農家さんと信頼関係を築いていけるのだと思いました。
毎日の往診では、たくさんのことを教えてもらい、私の質問にも丁寧に答えてくださいました。養豚に関しては、座学でしか学んでいなかったため、実際に細菌や病理解剖をみたのは初めてでした。なので、自分の勉強不足を痛感しました。今回の実習で学んだことを活かし、勉強をし続ける獣医師を目指します。
わたしが無事実習を終えることができたのも、渡辺先生はじめピグレッツの皆様のおかげです。心より感謝しております。
酪農学園大学獣医学群獣医学類6年
私は以前から産業動物に興味があり、今回初めて、豚の診療を行っている株式会社ピグレッツで実習に行き、3日間渡辺一夫先生に同行させていただきました。
私はこの3日間を通して、診療はもちろん大事ですが、農家さんとのコミュニケーション、信頼関係が大事なことだと実感しました。そのために診療による結果をだし、話を親身に聞き、ともに問題に立ち向かうことが大切だと思いました。また、豚は個体診療と特に群治療が感染症を制御するうえで重要だと感じました。大学の授業だけでは知りえない現場を実際に見るという貴重な体験をさせていただき渡辺先生をはじめ、ピグレッツの方たちに心から感謝申し上げます。
この経験を生かし、これからの大学生活に役立てていきたいです。
麻布大学 5年